パティシエ 坂下寛志 Pâtissier Sakashita Hiroshi

メッセージプレートを素敵に(英文・筆記体)

      2016/02/13

_MG_9777ケーキに付けるチョコメッセージプレート。
予約のケーキで無い場合は、
お待たせしないよう、1~2分で書き上げなければなりません。

とは言っても簡単に書ける訳ではなく、
膨大な時間をかけてこないと、質と速さを両立できません。

誰が誰の為に書くか

速く書くだけであれば、そんなに大変ではありません。
この辺は、一般の方が紙に文字を書くのと、なんら変わりません。
しかし、字が上手くない人は、
時間をかけても綺麗に書けません。

私たちパティシエがメッセージプレートを書くときは、
贈る方の想いを、代筆している状況です。

書けるか書けないか、
そんなレベルで書くのではなく、
贈る方が誇らしくなるように書くべきです。

使用している材料

_MG_2726メッセージプレートは、
チョコレートの板に、コルネに詰めたバタークリームで書いています。

練習はショートニングとかで構いません。
綺麗に、思うように書く為には、
バタークリームの柔らかさや、
コルネの完成度にもこだわらないといけません。

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雰囲気を変える

トゥルモンドでは、英文の場合、
筆記体かブロック体か、字体を選ぶことができます。

そして、字体だけでなく、文字の雰囲気も「キレイ」か「可愛い」などから、
お選びいただいています。

自分の雰囲気や、贈る相手に合わせて、
同じ「おめでとう」でも、言い方が変わりますよね。
メッセージプレートも、それと同じです。

_MG_3192これは、雰囲気を「キレイ」にした場合です。
ただし、プレートの形やケーキのデコレーションの雰囲気を加味して、
可愛らしさを少し加えました。

「可愛い」雰囲気は、こうなります。
_MG_3227「キレイ」に比べ、トメ・ハネ・ハライの部分や、
全体の丸みなどが変わってきます。

上手く書くために

_MG_5052
素敵に書くためには、沢山の練習しかありません。
思うようにかける技術があってこそ、表現できることがあります。

トゥルモンドのホームページでは、
ホールケーキ作例もたくさん載っているので、参考にしてくださいね。

レシピの最新版を公開しています。

https://note.mu/sakashita

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