【過去から学ぶ】「くまさんど」って、どうだったか。 1
くまのクッキークリームサンド『くまさんど』。
もう2年ほど前に販売は終了したのですが、今でも2カ月に1度くらい、お問い合わせをいただきます。
これの売れ行きは、とても良かったです。
催事でも、かなり高評価を頂きました。
日本橋三越ライオン像設置100周年の催事で、「らいおんさんど」というのも、作りました。
ポンデ…。
発売当初は、10種類ありました。
トゥルモンドでは、こういう見た目も可愛らしく、なのに、味もしっかり美味しい、というものを作っていました。
中央にある、桜の花を頭につけた「さくらくま」。
裏面が、よもぎのサブレで、表面がきなこのサブレです。
中のクリームは、バニラのクリーム。
さらに、桜餡を一緒にサンドしておりました。
頭の桜の花まで、色々細かく盛り込んでおりました。
それで価格は¥250(税込)。
4種類に種類を絞った2014年は¥300でした。
それで、販売を終了した理由ですが、割に合いませんでした。
原材料費は高くありませんが、作業工程が多く、生産性が非常に悪かったです。
しかも、沢山作っても、パティシエの技術が上がるような作業ではありませんでした。
この商品が人気になっても、ご来店されて売れるのは、この商品がほとんどでした。
「くまさんど」で、満足してしまうのですね。
この商品と、合わせて他の商品を購入頂けないと、宣伝のための商品とする事もできません。
という訳で、スタッフの技術は上がらないですし、この商品の為だけに、生産スペースを拡大してパートさんを雇用するともできないので、
販売を終了させました。
続く。