パティシエ 坂下寛志 Pâtissier Sakashita Hiroshi

洋菓子店・パン屋の食品表示法 2~一括表示の変更 (固有記号・栄養成分表示)

   

製造所固有記号のルール見直し

製造所固有記号の話は、
製造工場が2ヵ所以上ないと必要のない話ですので、ここでは省略したいと思います。
分かりやすいリンクを張っておきます。
「製造所固有記号とは(厚生労働省)」
「製造所固有記号Q&A(消費者庁)」

栄養成分表示

さて、この新制度から、一括表示の他に、栄養成分表示が義務化されました。

栄養成分表示とは、その製品の熱量・蛋白質・食塩相当量などを表示するものです。

これは業務として、大変大きな衝撃です。膨大な時間が割かれることになるでしょう。
これらの表示は、専門機関で分析する「分析値」もしくは、
食品成分表を使って計算する「計算値」で表示します。

分析してもらうのは、現実的ではない為、ほとんどの皆さんが、ご自分で計算することとなります!
「食品に栄養表示するときは・・・(東京都福祉保健局)」
「食品成分表を使った栄養成分の計算方法(農林水産省)」
「食品成分データベース(文部科学省)」

妊婦さんや、その他カロリー計算が必要な方、食塩摂取量を気にされる方々には、とても親切になりました。

しかし、個人店や中規模くらいの店で、実際の一括表示欄を見ると、正確に記載されていることは少ないです。
原材料をみても、明らかに重量順でなかったり、添加物が材料の途中に並んでいたり、天然バニラなどと表記されていたりします。

そもそも、添加物を意図的に記載していないことも多いでしょう。
ですので、それくらいの規模の店の場合、その情報を参考にするのは、あまり意味はありません。

トゥルモンドでは、もちろん正確に表示していきますが、
「カロリーを気にされて、購入意欲の減少」
「表示欄が大きくなるため、、包装袋にでかでかと、大きな表示シールを貼る事になる。むしろその為に、小さいお菓子が作れなくなる。」
「栄養成分計算業務が、とても大変」
というような、正直感じるデメリットの方が大きい新制度となりました。

(栄養成分表示が免除されるケースがありますが、該当する方は少ないと思いますので、省略します。)

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おわり

その他にも、旧制度からの変更点が何点かありますが、洋菓子店・パン屋で最低限必要なのは、このくらいでしょう。

アレルギーや添加物に関しての表示は、事故に繋がるので、しっかりと表示していなくてはなりません。
添加物の表示に関して、理解が浅い方の為に、以前まとめた「添加物の表示方法」を、今度再掲載したいと思います。

それにしても、一商品作るのに、「一括表示」と「栄養分析」をするだけで、半日~一日は潰れてしまいますね。
新たな問題か…。

※情報は2016.9.4時点のものです。間違いがあれば、修正していきますが、この記事内容に関しての責任は一切負いません。

【合わせて読みたい】
・洋菓子店・パン屋の食品表示法 1~一括表示の変更 (アレルギー・添加物)

3つ

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