今年(2016年)のクリスマスケーキは23日がお勧めです。
夏ですが、クリスマスの話です。
今年のクリスマスは、23日が金曜日、24日が土曜日、25日が日曜日です。
パティシエの方々にとっては、大変な日取りです。
そしておそらく、クリスマスケーキが最も美味しくなくなる日取りだと思われます。
「23日にクリスマスを勧めるとは、何事か!」と怒られそうなので、こんな記事を掲載するのは、どうしたものか、と思ったのですが、
クリスマスに、美味しくないクリスマスケーキを食べることになるのも、それはそれで、と思った次第です。
という訳で、先に正しく説明しておきますと、
・24日、25日に手に入れる為には、かなり早くからのご予約を。予約が無いと、手に入れられない可能性大。
という感じです。
「今年のクリスマスは、大変だね…。」と言うのが、今年の10月頃からのパティシエの挨拶がわりとなります。
お店は、早めに予約を終了しないと、24日に予約も含めたご購入が集中します。
そして、25日ももちろん多めです。
23日は少なめです。
本来、クリスマスといえば、そういうものなのですが、作るパティシエとしては、大変です。
売れるだけ作るよ!というシェフの下では、沢山の生けるなんとかがケーキを作る事となります。
23日といえば、特に忙しくなる3日間の初日なので、まだ体力は十分です。
ですので、純粋にケーキの味を楽しみたい方は、ここがお勧めです。
24日に、体力はごそっと奪われます。
しかも、25日も忙しいのか…という考えが、頭を埋めます。
体も頭も疲れた状態では、ケーキも美味しく作れません。
トゥルモンドでは、休む前提で、ケーキ作成数を決めるので、
24日、25日は、確実に需要が上回る事でしょう。
これを無視すると、ケーキの質が、確実に落ちます。
作れるだけを販売するのが、正しいです。
ホールケーキのみならず、プチガトーも販売するお店は、本当に大変です。
自店のみならず、百貨店でも販売するのも、非常に大変です。
私はできないので、頭が上がりません。
25日は、本当は午前中だけの営業にしたいと言っている私です。
むしろ、お休みにしたかったり…。
クリスマスは、経営としても大事なイベントであることは間違いが無いです。
ただ、それとしても、味を大切にしていきたいものです。
24日、25日でも、厨房内が笑っているような、そんなケーキ屋さんでありたいものですね。
寝ないとか、あり得ないんだけどな…(笑)
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