パティシエ 坂下寛志 Pâtissier Sakashita Hiroshi

【苺の食べ比べ】「ゆうべに」「とちおとめ」「さがほのか」「紅ほっぺ」「あまおう」 1

   

_mg_7166先日、苺の食べ比べをしました。
スタッフの経験の為にも、毎年行なっております。

画像上段左から「ゆうべに」「とちおとめ」「さがほのか」
下段左から「職人のとちおとめ」「紅ほっぺ」「あまおう」です。
「ゆうべに」は、2015年に初出荷された、熊本県の新品種の苺です。
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【色味】
・「さがほのか」が最も白い。
・「あまおう」が最も赤い。

【柔らかさ】
・「ゆうべに」が最も柔らかい。
・「とちおとめ」「紅ほっぺ」は、少し硬め。
・「さがほのか」も少し柔らかめだが、さっくり切れる感じ。

【酸味】
・「さがほのか」「紅ほっぺ」は、酸味が少ない。
・「あまおう」は、酸味が強め。

【甘味】
・「職人のとちおとめ」が、最も甘い。
・「紅ほっぺ」は、ステビア栽培に似た甘さがある。

【旨味】
・「あまおう」が最も強い。

生クリーム等を付けずに、このまま単体で食べて、一番美味しいなと思うのは「職人のとちおとめ」です。

他のも美味しくない訳ではありません。
どれもこれも、美味しいです。
意外とどれも異なった風味ですし、好みも出るでしょう。

私は一番初めに「さがほのか」から食べたのですが、思っていた以上に「美味しい」と思いました。
普段から使用している「職人~」よりも、美味しかったらどうしよう…とこっそり思ったほどです。

「ゆうべに」は、とろけるような柔らかさです。
果汁が溢れ出るような感じがします。

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お菓子屋さんで使うのですから、単体のまま食べただけでは意味がありません。
次回は、生クリームを付けて食べ比べた結果をお知らせします。

【合わせて読みたい】
・栃木県壬生町「七ツ石いちご職人会」『職人のとちおとめ』

・クリスマスケーキは、あまおう苺のショートケーキ。

レシピの最新版を公開しています。

https://note.mu/sakashita

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