パティシエ 坂下寛志 Pâtissier Sakashita Hiroshi

鉄 黒皮 天板 フレンチサイズ 600×400×20

   

天板でフレンチサイズは、皆さんお持ちだと思いますが、深さがあるものは意外と知らない方も居るのではないでしょうか。

深さが無いと、厚みを取りたいビスキュイやダマンドを焼くことはできず、レクタン(カードル)を使うしか焼けません。
しかし、その場合は焼き縮みのせいで、フレンチサイズで、ケーキを作成することができなくなります。

そこで、この深さのある天板を使うと、それが解消され、フレンチサイズでの仕込みが可能となる訳です。

Sponsored Link

薄いビスキュイを重ねるのが主流であった時代もありますが、
ナッツやフルーツを一緒に焼き込んだ厚いビスキュイを、どんと置いて味の主張をさせるのが、最近好まれています。

トゥルモンドでいうと、『ガリア』がそれにあたりますね。
チョコムースの下の層の黒い粒々が見える部分が、厚く焼いたレーズンのビスキュイジョコンドです。

レーズンを卵と一緒にフードプロセッサーにかけ、細かくしたレーズンがたっぷり練り込まれています。
メイプルを感じさせるような香りで、レーズンのほのかな酸味もあり、ムースショコラと相性がとても良いです。

厚めに焼いているので、ビスキュイの食感も味わえ、口の中で両方がしっかり味わえるようになっています。

プロの方へ、お勧め道具でした。

【合わせて読みたい】
・【プロレシピ】『ガリア(ムース ショコラ)』を公開しました。

レシピの最新版を公開しています。

https://note.mu/sakashita

 - 未分類