なんでもかんでもグルテンフリーと言うのは、どうなんですかね。
「グルテンフリー」というのをご存知でしょうか。
グルテンフリーというのは、それらを含まないことであり、
グルテンフリーダイエットとは、グルテンを含まない食事の事です(「diet」の意味は「減量」ではなく「食事」。)。
小麦アレルギー、アグルテン不耐症、セリアック病などの、グルテンの摂取が原因で発症するような疾患を持つ患者さんが食べていました。
ですので、グルテンが不健康のもと、という訳ではなく、それに対応できない方々の為のものということです。
また、グルテンフリーが減量効果があるのは、血糖値の上昇が抑えられる事です。
でもこれは、グルテンに限らず、糖質のあるものすべてが、血糖値の上昇をおこします。
糖質が多いことで、血糖値を上げやすい食品には、ご飯やパンなどの主食、イモ類やトウモロコシ、砂糖を大量に含むお菓子類や清涼飲料水などがあります。
(参考…http://park.ajinomoto.co.jp/kenko/feature/ketto/know/vol1.html)
体調が悪くなる原因に、ポストハーベストという農薬の方が挙げられることもあります。
外国産の小麦粉で発症し、国産の小麦粉では発症しない、そういう方も多いみたいです。
「グルテンフリー」は「ヘルシー」であると、イメージしている方も多いです。
太りにくいと思っている、思わせようとしている人も多いです。
この言葉に便乗して、小麦粉を使っていない菓子に、グルテンフリーを謳って、宣伝する方もいらっしゃいます。
本来の意味とは全く関係が無いのに、とても残念ですね。
そういうお菓子は、大抵、そもそも小麦粉を少量しか配合しない、または全く使わないものです。
もともと謳うものが無いものに、アピールポイントを付けるものです。
だいたい、砂糖もそれなり入っているのに、ヘルシーとしてグルテンフリーを謳ってどうするのでしょうか。
また、小麦粉アレルギーであれば、微少でも発症する可能性もあるので、小麦粉を普段使用している厨房では、とても危険な話です。
時折、健康やヘルシーを、アピールポイントにしているお菓子を見かけます。
製造者がしっかり理解をし、正しく機能できれば、とても良いものだと思います。
しかし、商売重視の残念なアピールは、本当に止めてほしいと思います。
間違った知識が広まる事は、必要としている方の、迷惑になる事だってありえます。
「低糖質」、「希少糖」なども、正しく理解しておきたいですね。
そういう訳で、それらを本当に必要としている方々には、適当なものを販売しているお店の不信感も強まるので、
ただの販売アピールとして、それらの文言を使わない方が良いと思います。
一昔前は、ブルーベリーのアントシアニンが良いからといって、ブルーベリーパイなどのお菓子を、「目に良い・優しい」などとアピールするものもありましたね。
少量過ぎて効果は無いし、肥るし、苦笑いするしかないですね。