『マンゴープリン ジャスミンゼリー添え』
『マンゴープリン ジャスミンゼリー添え』
コクのある甘味と晴れやかな香りのマンゴーを、
たっぷりの果肉とともに、プリン仕立てに。
その上には、華やかな香りのジャスミンのジュレ。
マンゴーの季節がやってきました。
美味しいジャスミン茶を、手に入れることが出来ましたので、
今年は、マンゴープリンとジャスミンゼリーを合わせることにしました。
ジャスミンパール(茉莉龍珠)
使用するジャスミン茶は、ジャスミンパールと呼ばれる高級品。
ジャスミンの花の香りをうつし乾燥させ、また新しい花と入れ換えて、香りをうつし乾燥させる。
この作業(薫香)を7回繰返したお茶です。春に出る新芽だけを使用したものです。
手間暇かけて作られた、ジャスミンパールで作るジュレは、
人工香料で香りづけされたものとは、天と地の差。
主役にもなりうるジュレを、マンゴープリンのパートナーにしました。
マンゴープリン
今年のマンゴープリンは、とろっとした感じ・ねっとりした感じを弱め、崩れるような食感をイメージしました。
マンゴーピューレは、フルティエールさんのもの。
インド産アルフォンソ種とペルー産シャトデイカ種のマンゴーを、ブレンドしたものです。
香りが非常に良いです。
参考‥ラ・フルティエール・ジャポン
ちなみに、プリンといっても、卵と牛乳でつくるプリンではありません。
果汁・果肉に砂糖と乳製品を入れ、ゼラチンなどで固める、不透明なゼリーのようなものです。
加える生クリームを少し泡立てて、軽くするレシピもありますが、
果汁を多めにし、崩れるような食感で、夏向けの口当たりとしました。
多い層からなるヴェリーヌが、よく販売されますが、
トゥルモンドでは、プチガトーと同じように、少ない層で、ひとつひとつの層に、コストをかけていきたいと思います。
多層が悪い、という意味ではありません。
シンプルなものこそ誤魔化せず、そこに美しさを感じてしまうのです。
見た目が凄くなくても、凄く美味しいと言って頂けるよう、頑張りたいと思います。